整備記録詳細

整備記録の詳細てす。

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PART8


タイミングベルト、冷却水一式を交換しました。

冷却パイプ1 冷却パイプ2 冷却パイプ3
そろそろ、車歴が20年目になりますので、タイミングベルトや、冷却水の金属パイプやホース一式を交換しました。
手始めに冷却水の金属パイプを交換しました。

パイプを交換するには、エキゾーストマニホールドを外さなければいけませんので、先にサーモスタットハウジングや周辺ホース、パイプも外し、マニホールドのプロテクターを外します。(O2センサーも外します)
そして、マニホールドやエキゾーストパイプのナット(ナットを緩みやすくするため、予め浸透潤滑スプレーをネジ部に噴いときます)を外します。

次にエキゾーストパイプを固定してますブラケットが、ミッションハウンングのボルトで共締めしていますので、これも外しますが、外しますとパイプが下がってしまいますので、パンタグラフジャッキで支えてからボルトを外します。
それからマニホールド自体を外していきます。

次にようやく、ウォーターポンプに繋がっています冷却水パイプを交換します。
後は、ガスケットや排気系のナットを新品に交換し元に戻していきます。
その時に、排気系のボルトに耐熱グリスをネジ部に塗っておきますと、熱による固着を少しは防止出来ます。

カムポジジョンセンサー本体からオイルが滲んでいましたので、ゴムのOリングも交換しました。
エンジン前部1 エンジン前部2 エンジン前部3
タイミングベルト、ウォーターポンプを交換します。

下準備としまして、ファン、ファンシュラウド、冷却水ホースを、冷却水の金属パイプを交換した際に外しておきました。

ウォーターポンプやシリンダーヘッド前部右側にございます、ウォーターアウトレットについていますゴムパッキンを交換するには、エアコンのクーラーコンプレッサーを外しずらしまして、コンプレッサーブラケットのボルト、ナットを外しブラケットも横にずらす必要がございます。

ずらし終わりましたら、タイミングベルト上部のカバーを外し、予めシリンダー1番を圧縮上死点付近にプーリーを合わしてから、クランクプーリーのボルトを外します。

クランクプーリーのボルトを外すには、まずプーリーの回り止めをするため、ミッションの下部にトルクコンバーターのボルトを外すためのサービスホールがございますので、そのボルトにオフセット(75度)のメガネレンチを噛ませましてクランクボルトを外します。

そして、プーリーを抜くにはそのままだとプーリーが固着して取れませんので、プーリーに特殊工具が使えるようにネジ穴がございますので、そこに適当な長さのボルトとナット、そして厚みがあります平板をホームセンターで購入しプーリーを外しました。

後は、カバーを外し、タイミングベルトを外す前に、ユニバーサルホルダーでカムプーリーを回り止めし、カムのボルトを緩めておきます。
次にシリンダー1番を圧縮上死点にプーリーを合わし、プーリーとカバーと合いマークを合わせてから、マーカーでマーキングしてからベルトを外します。

次にテンショナ、ウォーターポンプ、プーリー、プレートを外します。

ウォーターポンプを交換するため、合わせ面のガスケットをスクレーバーとオイルストーンで綺麗にします。(ガスケットに塗装の剥離剤塗っておくと剥がしやすくなります)
そして、脱脂しガスケットに薄く水回り用の液体パッキンを塗ってから新品のポンプを交換します。

次にカム、クランク、オイルポンプ軸のオイルシールを交換します。
シールを押し込むには、ホームセンター等に売っています塩化ビニールのパイプを、シールに当ててハンマーで叩いて少しずつ押し込んでいきます。

後は、プーリーやテンショナーを取り付け、新しいタイミングベルトに古いベルトにマーキングした部分と同じ場所に再びマーキングします。
そして、クランクとカムプーリーとマーキングした場所と合わせて組み込みます。

次にテンショナーのボルトを緩め、ベルトを張った状態にしてボルトを締めます。
後はベルトカバーを取り付け、クランクプーリーを取り付け、ベルトカバー上部以外を取り付けましたらクランクプーリーを2回転回しベルトを馴染ませると同時に、合わせマークが合っているか確認します。

次に、クランクプーリーを上死点15度前まで右回転させ、タイミングベルトテンショナーのボルトを1回転緩め、クランクを0度まで回してからベルトテンショナーのボルトを締めますとベルトが丁度良い張り具合になります。

後は、部品を外した部品を組み直して冷却水の入れ、エア抜きを行い、タイミングベルト分解前と点火時期に違いがないか、念の為に点火時期をタイミングライトで確認して終了です。
エンジン前部4 エンジン前部5 エンジン前部6
エンジン横部 ウォーターポンプ 冷却パイプ、ホース
交換した部品 使用しました工具類 クランクプーリーのプーラーの替わり
部品を組み込んだ画像と交換しました部品です。
冷却水の金属パイプは、先端部分が腐食し一部、金属が欠けていました。
タイミングベルトは、そろそろ寿命でベルトの表面が細かい亀裂が発生し、テンションプーリーもゴロゴロと異音が発生していました。

ウォーターポンプの方は、水漏れは発生していませんでしたが、今まで交換していませんでしたので、今回ついでに交換しました。
タイミングベルト、オイルシール、テンションプーリーだけでしたら、クーラー周辺部品をずらさなくても出来ますが、今回は、一通りやってしまおうという事で、結構手間がかかりました。

下右側2点の画像は、使用しました、特殊工具と液体パッキン等です。
最後の画像は、ホームセンターで購入しました平板とボルト、ナットです。
クランクプーリーのプーラーとして使用しました。