整備記録詳細

整備記録の詳細てす。

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PART8


フロントのハブベアリングを交換しました。

ブレーキローター1 フロントのハブベアリングが以前からガタが発生するごとに調整していたのですが、そろそろ交換する事にしました。
まずブレーキローターを外すにはブラケットごとブレーキキャリパーを外し、次にベアリングセンターキャップ、割りピン、アジャスティングキャップを外しセンターナットを外します。
次にナックルスピンドルの先を両手の親指で押さえ残りの指をロータ両側に指を置きローターを手前に引いていきますとベアリングごとローターが外れます。
ローターを外しましたらナックルスピンドルをブレーキクリーナとウエスを使ってグリースをふき取ります。(その時スピンドルにサビやオイルシールの回転の跡がございましたら1000番ぐらいの耐水ペーパーで磨きます。)

次にローターに、はまっています外側のベアリング及びワッシャーを外し、内側のオイルシールを大きめのマイナスドライバーで、てこの原理で外しインナーベアリングを外します。
次に残りのベアリングのアウターレースをローター裏側に切り欠きがございますので、そこからピンポンチでアウターレースをハンマーで叩き出します。

逆にアウターレースを、はめ込むには最初は当て木をしハンマーを叩いて、ある程度はまりましたら今度は古いアウターレースを当て金として使いレースの狭い方を内側にしてハンマーで叩いていきます。
アウターレースが奥まで圧入するとハンマーで叩いた時カン高い音がしハンマーの反動がしっかりときますので後はローター裏側から古いアウターレースをハンマーの柄を当てもう一つのハンマーでハンマーの頭を叩き古いアウターレースを叩き出します。

次にグリース(トヨタキャスルMPグリースNO3を使いました。)をローターの両側のアウターレースの間の溝にグリースを詰めていきベアリングにもグリースを詰めていきます。(グリースを手のひらに置きベアリング内側に向かってグイっと、すくう様に詰めていきますと外側のベアリングのローラーとインナーレースからグリースはみ出てきます。)
次にオイルシールを当て木をしながらハンマーで叩き入れます。(オイルシールのリップ部の薄くグリースを塗っておきます。)
部品を入れ終わりましたら。ローターを真っ直ぐにナックルスピンドルに静かに入れます。
ブレーキローター2
ホイールベアリング
最後の仕上げとしましてプレロード調整ですが、センターナットを最初はグっと締め付けて(締め付けトルクは300Kg-Cm)締め付け後、数回転ローターを回しナックルスピンドルの先端をプラスチックハンマーで軽く叩きベアリングを落ち着かせます。
次に指で回る程度にセンターナットを緩めバネ計りが有る場合は、その時にハブボルトにバネ計りを水平に引っ掛けローターの回り始めのトルク(オイルシールの抵抗)を測定します
測定が終わりましたら、そこからナットをモンキー等の工具を使用し、手を工具の端っこを軽く持ち、締め付ける力をあまり加えずに抵抗が出る程度まで締め付けます。(締め付ける初期は、軽い抵抗が出始めて 曲線を描く様に抵抗が増大し、工具に締め付ける力をあまり加えずに回しますとナットの回転が止まります。)
そこのナットの位置を覚えておきナットを少しだけ緩め、また先ほどの位置までナットを締め付け(2,3回転ほど繰り返しベアリングを落ち着かせます。)最後に、そこから気持ち程度に、ほんのチョットだけ、ちょんと締め付けます。
バネ計りが有る場合は、再びハブボルトにバネ計りを水平に引っ掛け回り始めのトルク(オイルシールの抵抗とベアリングの抵抗)を測定し、オイルシールの抵抗aに対してベアリングの抵抗bを0から6Kg加えた値の範囲内に収まっているかを調べます。(オイルシールの抵抗が1kgの場合は全体のプレロードは1kgから7kgの範囲内に収めます。)
最後にキャリパーを取り付けタイヤを仮付けを行い、タイヤをドンドンと手で叩き、そして回転させ
タイヤの上下を前後に揺すりガタが無い事を確認してから割りピンをはめ込みベアリングセンターキャップをはめ込み終わりです。(ガタが有る場合はセンターナットを気持ち程度に、ほんのチョットだけ締め込みガタが無くなるまで行いガタが無くなりましたら、そこから気持ち程度に、ほんのチョットだけ、ちょんと締め込み終了です。)

パワーステアリングホースを交換しました。
パワーステアリングホース パワーステアリングフルードが、ハンドルを切り高圧ホースに圧力を加えると、ホース自体から滲み漏れていましたのでパワーステアリングホース一式を交換しました。
高圧側ホースとギヤボックスとタンクの間のホースは、部品商から取り寄せ出来ましたが
ポンプとタンクの間のホースはメーカー在庫も欠品でしたので、純正品ではありませんがインターネットから耐熱耐圧ホースを購入しました。
インターネットから購入しましたホース自体はブリジストン製です。
ギヤボックス 初めにタンク内のフルードを注射器で吸い取り、ギヤボックスとタンクの間のタンク側のホースを外しまして、外したホースをペットボトル内に入れ込みエンジンを始動し左右に据え切りしながら、残りのフルードをペットボトルで回収します。
次にリターンホースを外していき新品のホースに取り替えていきます。
そして高圧ホースの両側のフレアナットを
クローフットレンチで外していき再び新品の高圧ホースに取り替えます。
オイルポンプ1 ポンプとタンクの間のホースは真っ直ぐでホース自体、純正ではないため(純正では予めグっと曲がって作られています。)、純正品ほどホースを曲げる事が出来ないため大きくカーブを描く様に取り付けました。
しかし微妙にエアフローメーターのボディーに接触するため安全の為、ゴム製のプロテクターを巻きました。
オイルポンプ2 あとはタンクに新品のパワーステアリングフルードを補給し、ある程度入りましたらエンジンを始動し15秒ほど程待ってから、左右に据え切りを行いタンクにフルードの残量を確認しながら、パワーステアリングライン内のエア抜きを行います。
最初はポンプやギヤボックスから異音が発生しタンクに大量の泡が出ますが、エアが抜けていくと次第に消えていきます。
異音が消えましから、2、3回程左右に据え切りを行ったあと、しばらく直進状態でエンジンをアイドリングにしておき完全に泡が消えましたら正規のHOTレベルでフルード残量
を調整しましたらホース、フレアナットの漏れが無い事を確認して完成です。

タイロッドボールジョイントを交換しました。
タイロッドボールジョイント 来月ユーザー車検を受けますので
点検した所、タイロッドボールジョイントの一つが
微妙にガタが発生していましたので交換しました。

交換方法は、タイロッドジョイントプーラーで
ステアリング機構のリレーロッドから切り離し、物差しでタイロッドアジャストチューブの端からジョイントの端まで距離を計測します。

次にペンマーカでタイロッドの角度がずれないようにアジャストチューブとタイロッドのネジ部にマーキングしてから、タイロッドアジャストチューブからタイロッドを回しながら外します。
後は距離、角度が合う様に取り付けて完成です。